社内全体でB2Bマーケティングの共通認識を築くために―最新事例から学ぶ成功のヒント

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社内全体でB2Bマーケティングの共通認識を築くために―最新事例から学ぶ成功のヒント

近年、B2Bマーケティングの重要性が広く認識される中、社内全体でその共通認識を持ち、実践に活かしていくことは、多くの企業にとって課題となっています。
今回のTop Runnersは、パナソニックハウジングソリューションズ様への事例インタビューから、こうした課題をいかに解決していったか、そのポイントをご紹介します。

専門性の高い勉強会で「共通言語」を創出

具体的な解決策を模索する中、着目したのがシンフォニーマーケティングの人材育成プログラムでした。プログラムは、まずB2Bマーケティングの基礎を学ぶ「勉強会」からスタートしました。この勉強会は、上層部へのマーケティングの理解促進や、他部署、特に営業や企画部門、製造部門の連携強化に効果的で、社内の共通言語化を推進します。そのため、業界を問わず多くの企業でマーケティング活動や、人材育成プログラムの最初の一歩として活用いただいています。

“普段は設計業務に集中する開発担当者も、マーケティング視点を持つことで、「この商品がどう訴求され、評価されるのか」を考えるようになったと言います。この変化が、実務に大きな影響を与えることに期待を寄せています。”
(お客様事例から抜粋)

次に行ったのが、マーケティングスキルを可視化する「スキルアセスメント」です。この結果は13のスキルカテゴリーごとに偏差値として数値化され、受検者は自分の強みと弱みを客観的、定量的に把握することができます。さらに、知識の抜け漏れが実感でき、弱点強化のために何を学べばよいかも分かるようになります。

“私自身、ある程度の実務経験はありましたので、平均点くらいは取れるのではないかと考えていました。しかし、数値化されると意外に低くて驚きました。”
(お客様事例から抜粋)

実践的なワークショップで現場力を強化

さらに、日々の実務の質を高めるために、STP分析やデマンドジェネレーションに焦点を当てたワークショップも実施しました。ワークショップの良いところは、インプット中心の座学の研修に加え、アウトプットを通じて知識の定着が高まり、応用が利くようになることだと考えられます。 また、メンバーたちと同じワークに取り組むことで、一体感が生まれ、コミュニケーションがより活性化される効果も期待できます。

“ただ知識をインプットするだけでなく、その後のアウトプットを意識した内容だったので、非常に実践的でした。
“普段は個別に独学で勉強しているメンバーが多かったと思いますので、そうした意味でも大変良い機会になったのではないでしょうか。”
(お客様事例から抜粋)

成功事例から得られた今後の展望

“今回のプログラムを通して、参加したメンバーのマーケティングに対する意識を高めることができました。会社として、B2Bマーケティングにおける課題を認識する一歩にもなったと思います”
(お客様事例から抜粋)

本事例では、パナソニック ハウジングソリューションズ様が課題解決のために取り組んだ具体的な人材育成の内容や、その成果をさらに詳しくご紹介しています。