2023年は、どんなマーケティング・オーケストレーションを奏でるか

マーケティングオートメーション 戦略 庭山 一郎
2023年は、どんなマーケティング・オーケストレーションを奏でるか

2023年こそマーケティングで成果を

みなさま、新年あけましておめでとうございます。
日本でMA (Marketing Automation)の普及が始まった2014年を日本のB2Bマーケティング元年と位置づけるなら、2023年は9年目になります。日本が世界から大きく遅れたこの分野で、早急にキャッチアップしないともう後がありません。顧客や市場を奪われてから地団駄を踏んでも後の祭りです。

MAを入れても、SFAを導入しても、CDPを入れても、Web広告に投資しても売上げに貢献出来なかったという企業が多いのも近年の特徴ですが、その根本的な原因は同じです。それを使って実現したかった戦略は何ですか?と聞けばかなり曖昧とした答えしか返ってきませんし、その戦略を実現するために必要にして充分なマーケティングチームは存在しますか?という質問にはチームやスキルの要件定義すら出来ていない企業ばかりなのです。
でも、道具を買っても、広告やイベントに投資しても成果は出ない事を実感したのは学習曲線を歩いている証拠です。誰もが通る道と言っても良いでしょう。
そして2023年こそ、成果の出る全体最適のマーケティングを設計し、実施しましょう。

世界で戦うために必要なのは「マーケティングナレッジ」

昨年は、本当に多くのお客様先で、社内勉強会を実施いたしました。以前は、「これからマーケティングを始めたいが、何からやっていいかわからない」ということで、まずは勉強会を通して、B2Bマーケティングとは何か、また、自分たちの事業(売上)のどの部分を担うのかなどを理解したいとの要望が殆どでした。
今は、多くのお客様がマーケティングの取り組みを始めており、勉強会のご要望もより具体的なもの、例えば社内理解を推進したい、ABMを実施したい、グローバルマーケティングを行いたい、戦略商材が全く売れないと、マーケティング組織と営業がうまく連繋できない、導入したツールが連繋できない、STPがうまく機能しない、など多岐に渡ります。

マーケティングはやればやるほど、次から次への課題が出ます。また、市場環境の変化により、戦略も戦術も改善しなければならない局面が定期的に訪れます。

そこで要求されるのは「ナレッジ」です。多くの外資系企業と日本企業を顧客に持つ当社は同業種、同規模の日本企業と外資系企業のマーケティングナレッジを偏差値で数値化するメソッドを持っています。その差は未だに大きなものが有ります。
これを全社で上げていく。それが日本企業の未来を創る唯一の道であり、この国を元気にする唯一の道だと私たちは考えています。

私はマーケティングに取り組んで40年、シンフォニーマーケティングを設立して32年になります。ここで蓄積したナレッジやグローバルネットワークを顧客に惜しみなく開示する仕組みを創っています。
シンフォニーマーケティングの2023年にご期待下さいませ。


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