今、マーケティングコンサルティングが求められている理由
現在、B2Bに特化したコンサルティング、研修、そしてアウトソーシング(マネージド)サービスの提供を行うシンフォニーマーケティングは、1990年にマーケティングコンサルティング会社として創業しました。創業者である私のキャリアがマーケティングコンサルタントだからです。
しかし、数年後、日本に必要なのはアドバイザリーでもコンサルティングでもなく、顧客伴走しながら一緒に実務を行うサポートだと実感し、事業の軸足をB2Bに特化したアウトソーシングサービスに転換。コンサルティングのサービスメニューを引っ込めました。
当時は日本にまったく存在しなかったB2Bのマーケティングアウトソーシングサービスを立ち上げるには自ら退路を断つしかないと考えた事も理由のひとつです。
そして2022年にシンフォニーマーケティングは再びコンサルティングサービスをメニューに戻しました。それは、マーケティング部門を作りMA (Marketing Automation)を導入するまでは出来たけど、それをどう伸ばして行けば良いのか、マーケティングを活用してどう業績に貢献させ、それをメジャーメントするのか、営業とマーケティングがどう連繋すれば顧客を守れて、新市場を開拓出来るのかが判らない企業がとても多くなってきたからです。これらの企業にはすでにマーケティング部門が在り、ツールも導入されています。アウトソーシングと並行してアドバイザリーや壁打ちの相手が必要な時代にようやく日本もなってきました。
シンフォニー流コンサルティングの特長
シンフォニーマーケティングのコンサルティングサービスの特長は、ディスカッションを中心にしていることです。多くのコンサルティング会社は成果物としてのレポートや報告書の作成に膨大なリソースを使い、それが高いコンサルティングフィーの原因にもなっています。私もコンサルティングファームに勤務していましたが、この報告書作りに時間とリソースを使い、製本の出来にも神経を使っていました。しかし、背表紙を金の箔押しで飾った報告書は社長室の本棚に収まった後、誰も手に取ることはありませんでした。課題は何も解決しておらず、ただ「経営者は課題を認識し手を打った、投資をした」というエビデンスとして書棚を飾っていたのです。
我々はこのアプローチを取りません。コンサルタントの重要な価値は知識よりもむしろ「経験値」だと考えています。豊富な経験から顧客の状況を把握し、危険を予知し、成功への最良のルートを一緒に探します。その価値は顧客とのディスカッションを通してでしか伝える事が出来ません。同じ業種や規模の企業でも、課題や、解決策は同じで無いことの方が多いからです。
シンフォニーマーケティングのコンサルティングサービスの主体がアセスメントとヒアリング、そしてディスカッションで構成されているのはそういう理由です。