9年前を振り返る。「科学と感性のBtoBマーケティング」のその後

庭山 一郎
9年前を振り返る。「科学と感性のBtoBマーケティング」のその後

2014年に日経BP社が立ち上げた「ITproマーケティング」というサイト(現在は、日経XTECH ACTIVEに統合 )で、庭山が「科学と感性のBtoBマーケティング」という連載を持っていました。2014年1月に連載が開始し、2016年3月まで全25回の連載でした。

2014年というと、海外のメジャーなMA (Marketing Automation)ツールが日本にやってきて、多くの日本企業が“MA”という魅力的なツールの導入を始めた時期でした。

それから9年が経って、タイムスリップをした気持ちでこのコラムを改めて読み返してみました。

第2回:日本がマーケティング後進国になった理由(2014.2.20)

https://active.nikkeibp.co.jp/article/Active/20140212/536262/

米国ではマーケティング部門は企業の中枢(コア)に位置付けられているのに対して、日本のB2B企業では、上場企業でさえ明確なミッションや評価基準のあるマーケティング部門があるケースは未だに少ないです。

第23回:CMOは日本のBtoBマーケティングの起爆剤(2016.1.19)

https://active.nikkeibp.co.jp/atclact/active/14/528102/011300021/

このコラムでは、日本企業には、CMOに該当する担当役員がほとんどいないことが課題であると書いています。 現在、CMOを配置し、事業のコアとしてマーケティング部門が設定されている企業も出てきましたが、決して多いとは言い難いのが実情です。

第25回:部分最適がマーケティングを邪悪なものにする、ではどうしたら……(2016.3.19)

https://active.nikkeibp.co.jp/atclact/active/14/528102/032700024/

このコラムで語られている「マーケティングが部分最適で、全体最適に設計されていない」という課題は、まだまだ解決できている企業は少なく、せっかく投資をして取り組んでいるマーケティングがなかなか成果に繋がらないという内容は、未だに一番多いご相談です。

9年前に連載された「科学と感性のBtoBマーケティング」のその後。
自社のマーケティングの状況や課題と対比させながら、読んでみてはいかがでしょうか?

タイムスリップした気持ちで、進化を感じながら読めるのか、タイムスリップした気持ちにならず、新鮮な気持ちで読んでいるのか・・・。ぜひ、自社のマーケティングの進化を感じてみてください。

日経XTECH ACTIVE
「科学と感性のBtoBマーケティング」にて全25回 連載アーカイブ

庭山は9年前からは、少々見た目が変わりました。

庭山の9年間と現在