DoVが必要な時、それは、STPができないとき

戦略 フレームワーク
DoVが必要な時、それは、STPができないとき

STPができないときに必要なのがDoV

シンフォニーマーケティングがB2B企業のマーケティング戦略の支援をはじめて35年。当初はSTP+MMのフレームワークを活用して、お客様のマーケティング戦略を定義していました。

お客様のほとんどが大手企業となると、製品が1つということはなく、製品ラインナップが多いという特徴から、「製品単位でSTPをやるべきなのか?効果的なSTPのやり方がわからない」というご相談が大半を占めました。
マーケティングの基本であるSTP戦略は、ビジネスに関わる方々の大半が何かしらの形で研修を受けていますが、実務に落とし込むと、「どのように活用したらいいのかわからない」というのがSTPなのです。

STPは一つ一つの製品単位で細かく行うものではありせん。STPの前に実施する「何をマーケティングするのか?」の議論をDoVディスカッションと定義し、DoV+STPのフレームワークが生まれました。

戦略立案の担当者に必要なDoV

DoVは、戦略立案を担当するCMOやマーケティングマネージャーは使いこなせなければなりません。STPより一段高度なマーケティングスキルや実務での経験が必要となります。

DoVの有用性や考え方を理解するためには、自分で実際にDoVを定義してみることです。戦略的でシンプルに情報整理をする力と「鳥の目」となる俯瞰的視点を養うことが求められます。

当社が提供するDoVワークショップは、お客様が既に持っている製品・サービス・技術を題材に、情報を整理し、それぞれの立場で議論しDoVを設定します。そして、設定したDoVをチェックし、「価値の定義」として成り立つかを議論します。

DoVを定義することで、マーケティングは進化し成果に繋がる道しるべになるでしょう。

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