特徴は学者・事業会社・専門コンサルの講師たちによる産学共同の教育プログラム
実務における重要性に対して、B2Bマーケティングをテーマとした本格的な教育プログラムが、日本には著しく不足しています。変化の激しい市場で勝ち抜くためには、基本理論から実践的な活用方法に対する知識の習得が必要不可欠です。
こういった状況を打破すべく、早稲田大学による初めての試みとしてB2Bマーケティングを総合的に学べる本格的なプログラム「B2Bマーケティング総合講座」が誕生しました。
この講座では、B2B企業のビジネスモデル、組織や戦略などの幅広い観点のテーマから、ブランド戦略、プライシング、デマンドジェネレーションなどの具体的なテーマに加え、プロジェクト学習(PBL: Project Based Learning)まで実践できるようになっています。
さらに魅力的なのは、この総合的な学びを学者と事業会社の現役マーケター、専門コンサルのトップランナーたちが講師を務める産学共同のプログラムであることではないでしょうか。
スペシャルな講座の開講日の様子をレポート
そして、この記念すべき第1期生、約30名が11月12日(火)に早稲田大学の日本橋キャンパスに集合し、講座がスタートしました。
オープニングは、この講座の主管である早稲田大学の守口教授からオリエンテーションがあり、そのあとPBLについてパナソニック コネクトの関口氏らからの課題解説やグループワークの楽しみ方などのお話しがありました。受講生からは質問や意見が止まらず、初回から大いに盛り上がっていました。
1 回目の講座は、長年B2Bマーケティングを研究され、その著書も多い、慶応義塾大学の余田教授から「B2Bマーケティングの理論」についての講義でした。世界中のデータをもとに、B2Bマーケティングの歴史からトレンドの変化について解説がありました。
最後は、受講生、講師たちを交えての懇親会です。受講生全員による自己紹介では、現状の課題感から趣味の話まで飛び出し、終了時間いっぱいまで多彩な話題が尽きず、笑いの絶えない場となりました。
シンフォニーマーケティングは講座協力という形で、一般社団法人コミュニティマーケティング推進協会様とこの企画に参画しています。
2回目となる11月19日(火)は、代表の庭山から「日本のB2B企業に必要なマーケティング」と「B2Bマーケティング戦略立案の要諦」の2コマの講義が実施されます。
今回の講座について庭山は、「今、日本のエンタープライズB2B企業に足りないのはマーケティングのナレッジです。これが足りないので、落ちなくてもよい穴に落ち、止まらなくてもよいところで立ち往生しています。MAはメール配信にしか使われず、保有するデータは分析する価値も無いほどにグチャグチャです。だから、ナレッジが必要になるのです。この講座の開講は、日本のB2Bマーケティングの夜明けです」と熱いメッセージを寄せています。