このところ増えている、MAリプレイスのご相談
案件創出のためのB2Bマーケティングを実践するほとんどの企業、部門で導入されているMA(マーケティングオートメーション)。その多くは年間契約となっていることが多いため、1年に1度、見直しのタイミングがやってきます。
そのMAが導入されて数年たったこともあり、最近、見直しについてのご相談がグッと増えています。今回のアナリーゼでは、主要MA 5社のマルチベンダーとして、今までに多くのMA導入、リプレイスをサポートしてきたシンフォニーマーケティングだからこそ言える、MAリプレイスの見極め、検討のポイントをいくつか紹介したいと思います。
MAの活用、運用について、メンバーから最近、不満の声をよく聞くといったことがあったら、リプレイスを検討するタイミングかもしれません。
5社のMAマルチベンダーだからこそ言える、MAリプレイス時の勘所
ご相談のポイントをまとめると、次の3つに分類できます。
1. データ管理、運用全般が上手くできない
具体的には、操作が覚えにくく、その習得に時間がかかっている。または、データの管理、運用に手間がかかり、複雑な作業が発生して、メンバーからの不満が多いといったことが考えられます。
2. 自社のやりたい(やりたかった)マーケティングに、導入したMAがマッチしているか。また、やりたいことの幅が広げられるか
このポイントの本質は、MAの機能的なところにあると考えられます。「こんなレポート、ダッシュボードを見たかった」「スコアリングはもっと柔軟にできると思っていた」「専門知識がなくてもメールの設定はできると思っていた」などです。当初考えていたことが、今のMAで実現できているでしょうか。
3. 当初計画した、MAを活用したマーケティングの成果は得られているか
これは、最初に立てた戦略と整合性がと取れているか、目標やKPIの達成度合いやそのギャップが可視化できているかといったポイントです。MAは本来、戦略をしっかり立てたうえで、組織を固めてから導入するものです。(詳しくは、過去のアナリーゼ 『枯れていくテクノロジー。原因は日本企業に大切な条件「3S」』 をご覧ください。)
達成できていなければ、どこかに問題があったと考えられますので、早急な対処を実施しましょう。
上記のポイントを踏まえて検討した結果、リプレイスが決まったら、段取りよくプロジェクトを進めて、速やかに次のMAでメルマガを配信しCookieをためることをお勧めします。